スズランの毒性について

キリストの信仰を生きる曽野綾子氏と法華経を哲学とする石原慎太郎氏の本が発売されましたな。皆さまいかがお過ごしですか?

石原氏は死んだら虚無だ。と言い切っていました。転生なんてねえ!って。猫ババアすごく共感しました。というより、転生したくないです。もうこんな苦しい人生一回きりでいいです。まじで。死んだら宇宙の塵になりたいです。骨折した時に鍋蓋の重みを全て受けた足の親指の爪が剥がれそうで痛いんです。もう、ほんと。

ババアの大好きな毒を含む植物シリーズ。本日はスズランをご紹介。花を活けた花瓶の水を飲んでも死ぬ。最高にロックですね。そんな簡単に死ねるもんかいな。

スズランの毒も前回ご紹介したキョウチクトウと同じ心臓毒です。その毒は花、葉、秋に実る赤い実にも含まれております。そして最も毒を多く含んでいるのは種子と花です。お腹が空いたからって食べないでくださいね。

スズラン。メイフラワー。花言葉は幸福の再来。ヨーロッパの結婚式などではスズランの花をブーケやベールの髪飾りなどにそっと忍ばせる伝統があるそうです。

子供の頃、庭にあったスズランの実を見てあまりに毒々しい色で、指ですりつぶした思い出があります。苦々しい、渋いような、ホオズキのえぐみだけを舐めたような、変な記憶があります。正直美味しくなかったし、ただの好奇心で近寄ったものだと思われます。死ななかったのは幸運でしたな。

スズランは可憐で美しい。結婚式でワルツを踊る。祝福に包まれて甘美なる香りと共に舞うスズランの花。しかしその花を活けた水は死を運んでくる。ベールからずれたスズランの花が口へ入る。どうぞお気をつけください。

本日の脳内BGM

quasimode

ワルツが聴こえて fiat. 畠山美由紀

三浦園芸

秋田県由利本荘市にある園芸店です 園芸品、造園業、盆栽、多肉植物、山野草の販売 北の大地から商品を大切にお届けします