夏、花と蜂と人と。

とても暑い日が続くようになりました。仕事に出ると34度とか、もう働く前から萎えてしまいますね。それでも木々は葉を伸ばし、剪定を待っていると思うと休んではいられません。70近い父かずおと共に、今できることを懸命にやっている三浦園芸です。この幸せな普通の日常に日々感謝しております。皆様いかがお過ごしですか?

さて蜂はとても大切な生き物だと思います。植物の受粉を助け、時には害虫を駆除する。

しかし今の時期、庭木の手入れをしていると必ずと言って良いほど蜂の巣に出くわします。

父かずおは今季すでに10回以上蜂に刺されました。ここまでいくと、もう少し自分なりに蜂に刺されないように気をつけてもらいたいのですが、彼は元々蜂の毒に強いらしく、身体的ダメージが軽いです。だからといって蜂に刺されていて〜いて〜言ってる姿を見ているのもあまり良い気分ではありません。ちなみに私は未だ蜂には刺されていません。

先日入らせていただいた個人宅の垣根にスズメバチの巣がありました。結構大きめ。蜂も大きく刺されたら死ぬと思っておりました。私はできれば蜂の巣など駆除したくはありません。しかし攻撃的な蜂は巣を守ろうと警戒して飛んできます。私は主にエンジンバリカン係なので、垣根を刈り込むことが多いのですが、蜂の巣がある垣根はやはり空気が違います。その日も刈り込みを進めておりました所、妙にでかい蜂が飛び回っておりました。「スズメバチだ……」直感的にエンジンを切り、垣根を除くと…ありました。

巣穴から見張り役の蜂がこちらを静かに見ていました。貴方達のおうちを壊したく無い。しかし貴方達のおうちがある限り、ここは安全では無い。人間のエゴでごめんなさい。駆除させていただきました。

丸まって動けなくなり死んでゆく蜂。巣の中で成虫になろうとしていた子供達。その全てを私たちは奪いました。申し訳ないです。

やりたく無いことをしなければいけない。生活のため。なんか辛いです。だけど誰かが蜂に刺されてしまったら、なぜ駆除しなかった!?ということになります。スズメバチの亡骸を見ながら、土へ返しました。

地球上で人間が1番高度な生き物だなんて、笑えてきます。それぞれの種族で皆生きているのに。

皆の働きがあって成り立っているのが地球では無いのでしょうか?私には漠然としかわかりませんが、それぞれに役目がある。しかしそれは搾取や虐待などではあってはいけないと思うのです。

今は亡きスズメバチ達のことを思って。

申し訳ありませんでした。

本日の脳内BGM

frida

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三浦園芸

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